【経営コラム】 労災保険だけでは万全ではない?会社の備え
- 2024.04.08
- フランチャイズ ブログ 住宅、建築業界 経営コラム
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こんにちは、セルコホームBP(ビジネスパートナー)本部、店舗開発担当です。
本日は経営に役立つお話、「 労働災害 と 労災保険 」についてお届けします。
「うちは労災保険に入っているから安心!」
という方にこそ読んでいただきたいコラムをお届けします。
■ 「労災」「労災保険」とは?
「 労災 」とは、「 労働災害 」の略です。
「労働災害(労災)」とは、仕事や通勤が原因で、怪我や病気をしたり、お亡くなりになってしまったなどのことを指します。
このように、労働者に「労働災害(労災)」が起きた時。補償として保険が給付されるのが「労災保険」です。
ではここで、「 労災保険 」のキホンについておさらいしていきましょう。
「 労災保険 」の給付対象となるケースは、以下の 2つ に別れます。
・ 業務災害(仕事が原因となるもの)
・ 通勤災害(通勤が原因となるもの)
「 業務災害 」は、業務中の事故や怪我を指します。
最近では、パワハラや長時間労働などによる精神疾患もよく耳にしますね。
一方、「 通勤災害 」で最も典型的なケースは、通勤中の交通事故でしょう。
この「 労災保険 」の費用は、事業主が全額負担となります。
また、原則として「 1人でも労働者を雇用する会社 」は必ず加入する必要があります。
(労働者とは、アルバイトやパートタイマーも含みます)
このように、いわゆる強制加入なだけに、「労災保険」は「 入っているから大丈夫 」だと思いがちな保険です。
しかし、実はこれだけで万全ではないのです。
■ 「労災保険」では万全ではない?
過去、実際に労災事故が発生して、従業員がお亡くなりになってしまったケースがあります。
この会社は、「 会社の危機管理が不十分 」ということで、遺族から会社に対して賠償責任が発生しました。
賠償金額は、従業員の年齢・年収・家族構成などで決まります。
その賠償金額は、多くの場合は「 億単位 」の請求です。
では労災保険からは、いくら出るのでしょうか?
実は、「 労災保険 」は従業員または遺族に支払われるもの。
会社が賠償金額に充てることはできないのです。
つまり、「 労災保険 」とは、労働者保護のための制度なのですね。
多額の賠償金が会社の自己負担となり、結果倒産となるケースもあります。
「うちは労災保険に入っているから安心!」という方は、改めて労災に対する備えを見直してみてくださいね。
どんなステップで見直しをしたり、準備をしたら良いのか?
ポイントやコツの相談も承れますので、ぜひセルコホームまでお声がけください。
少しでも気になる方はお気軽に資料請求をご依頼下さい。
こうした情報が、御社のビジネスのヒントに繋がれば幸いです。
(以上、セルコホーム店舗開発メールマガジンより抜粋)
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