【コラム】家を買えない理由は“親”?
こんにちは、セルコホームBP(ビジネスパートナー)本部、店舗開発担当です。
本日は、工務店やハウスメーカーの私たちが、シニアマーケットを拡大していくためにも知っておきたい「認知症対策としての家族信託」について
住宅展示場での「住宅資金相談イベント」で、「住宅購入の相談」に来られた方の事例をもとにお届けします。
■ 家より親が気になる世代
40〜50代の方で、住宅購入の相談に来られるお客様が少しずつ増えています。
しかし実は、その方々の多くが「決断できない本当の理由」を口にしていません。
今回は、そんな「本当の理由」を明かしてくれたAさん(45歳・男性)の事例をご紹介いたします。
Aさんは、住み替えを検討しており、「そろそろマイホームを」と、前向きな気持ちで住宅展示場を訪れていました。
Aさんのお子さんは、受験を控えた高校生と、大学生。
教育費のピークに差し掛かってはいるものの、収入も安定し、マイホームのためにコツコツ貯めてきた資金もありました。
ところが。
「住宅資金相談イベント」でのファイナンシャルプランナーとの個別相談会。その場でAさんの口から出たのは、意外な一言だったのです。
「母が一人暮らしなんですけど、最近ちょっと物忘れが増えてきて……。」
家を買いたい。でも、踏み出せない。
その”見えないブレーキ”になっていたのは「親の将来への不安」だったのです。
■ 親の不安を見える化する
Aさんのように、40〜50代はまさに「親の介護や相続」が現実味を帯びてくる時期。
教育費、住宅ローン、そして親のこと。
三方向からのプレッシャーがかかるタイミングでもあります。
そしてさらに厄介なのが、「親が認知症になると、財産が凍結される」という現実。
お母様がもし認知症を発症した場合、
・預金は凍結され、介護費に使えなくなる
・自宅の売却も不可能になる
・結果、息子がすべて自腹で負担せざるを得ない
といった状況になってしまいます。
そういった「見えない不安」を見える化し、解消する方法として、ファイナンシャルプランナーは、「もしもの時の備え」としての「財産管理の仕組み」をご提案しました。
これが「家族信託」です。
「家族信託」ではお母様の資産管理を、信頼できるご家族が担うことができるので、将来のリスクに備えつつ、資産の活用も可能になります。
Aさんは「これで安心して家のことを考えられる」と、前向きになられたのです。
■ 信頼がつくる次の提案
Aさんのように「家を建てたいけれど踏み出せない」40〜50代の多くは、資金の問題だけでなく、「親の将来」という心理的なハードルを抱えています。
だからこそ、そうした不安に寄り添い、ライフプランを総合的にサポートできる存在になることが、「住宅購入の後押し」につながります。
また、実際に、FPと連携していくことで
・二世帯住宅
・相続を見越した不動産活用
・リフォーム提案
といった「次の相談」へとつながっているケースもあります。
顧客からの信頼が深まることで、契約後も長くお付き合いが続いたり、紹介をいただいたりすることも多いのです。
家づくりは、人生設計そのもの。
その伴走者として頼られる存在になることが、住まいづくりのパートナーとして選ばれる大きなポイントになるのではないでしょうか。
セルコホームでは、住宅資金相談や、お金に関する悩みを解決するセミナーを展示場イベントやリフォーム祭の中で実施しており、お客様から大変喜ばれています。
「イベントやセミナーをやってみたいが、何から始めていいかわからない」という方は、お気軽にセルコホームまでお問い合わせください。
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