こんにちは、セルコホームBP（ビジネスパートナー）本部、店舗開発担当です。

本日は、経営に役立つコラムをお届けします。

知識や知見、スキル、ノウハウなど、幅広く業務上で役立つ情報を「　ナレッジ　」と言います。

今回は、それらを経営に活かす手法「　ナレッジマネジメント　」についてご紹介していきます。

■ ナレッジマネジメントとは？

「　ナレッジマネジメント　」とは、企業にある「　ナレッジ　」を共有・再利用し、新たな知を創造するための経営手法です。

ナレッジとは、知識や知見、スキル、ノウハウなど、幅広く業務上で役立つ情報を指します。

従来の日本では、経験豊富な従業員からノウハウやスキルを受け継ぐ形が一般的でした。

しかし現在、日本の終身雇用制度は崩壊しつつあります。

働き方が多様化した今、長期的な人材育成や、自然な知識・ノウハウの継承は困難になったといえるでしょう。

建築業界においても、近年は 従業員の高齢化 や 若手の人材不足 が大きな問題となっています。

そのため、多くの企業が「　ナレッジマネジメント　」導入を視野に入れるようになりました。

■ 建築業界におけるナレッジマネジメント

では建築業界において、「 ナレッジマネジメント 」がどのように役立つのでしょうか？

3つのポイントでご紹介いたします。

1、属人化の防止

「ナレッジマネジメント」を活用し、知識の共有を行うことで、属人化を防ぐことができます。

誰もが必要な情報にアクセスできるように工夫することで、従業員が突然の休暇や退職となった場合でも、他のメンバーがそれをフォローすることが可能になります。

これにより、業務の滞りを最小限に抑えることができるでしょう。

2、職人技術の共有

建築業界では、多くの職人が長年の経験を通じて高度な技術を身に付けています。

「ナレッジマネジメント」を通じてこれらの技術を体系的に蓄積・共有できれば、若手や新人に対して効率的に伝えることができます。

例えば、動画マニュアルやケーススタディをいつでも参照できるようにすることで、知識の継承とスキルアップの促進に繋がるでしょう。

セルコホーム現場写真

3、事故の再発防止

建築業界は労働災害が起こりやすい業界の一つです。

過去のミスや事故の事例を詳細に分析し、組織全体で共有することで、同じような事故の再発を防止することができます。

事故発生の原因や対応策をデータベース化し、全社員がアクセスできれば、安全対策の徹底と意識向上を促すことができるでしょう。

以上のように、建築業界における「ナレッジマネジメント」は、業務の効率化や質の向上、安全性の確保に大きく寄与します。

「ナレッジマネジメント」を効果的に導入・運用することで、企業の持続的な成長と競争力の強化が期待できるのです。

■ 育成スピードもアップ！

「ナレッジマネジメント」を導入したとある工務店。

過去の成功事例やトラブル事例などをデータ化しました。

他にも、営業のアプローチやクロージング、電話応対等のロールプレイング 動画などを撮影し、クラウドシステムに保存しました。

若手社員がいつでも何回でも気軽に学べる環境を整えたことで、新人の育成スピードが大幅に向上したそうです。

また、セルコホームでも、各加盟店に様々な方法でナレッジのシェアをしています。

例えば、「　BPポータルネット　」は、本部と加盟店間の情報発信・情報共有が可能なポータルサイトで、情報共有だけでなく、商品仕様や施工マニュアル等がいつでも確認できます。

また、資料請求から契約、アフター定期点検まで顧客情報を一元管理でき、各業務で使用するデータの配信・保管も行えます。

さらに、「　SHB（セルコホームビジネス）カレッジ　」では、設計・工務・営業に分けて、技術の共有と人材育成を行う講座を開催しております。

基礎知識から実践的な対面講義もあり、輸入住宅販売30年の知識とノウハウを提供することで、受講後即戦力になるような人材育成をパートナーに代わって本部が行なっております。

SHB（セルコホームビジネス）カレッジ　工務研修の様子

技術ブロック会議の様子

この他にも「　一斉メール配信　」や「　営業、技術ブロック会議　」など様々な施策で、最新のナレッジを共有できるような仕組みを整えております。

「ナレッジマネジメント」の導入は経営基盤の強化につながります。

さて、こうした経営の話をきっかけに「売上を上げて、利益を残す仕組みを整えたい」「経営を最適化したい」「人手不足の解決法を知りたい」という企業が増えています。

少しでも気になる企業の方は、お気軽に資料請求をご依頼下さい。

こうした情報が、御社のビジネスのヒントに繋がれば幸いです。

（以上、セルコホーム店舗開発メールマガジンより抜粋）