こんにちは、セルコホームBP（ビジネスパートナー）本部、店舗開発担当です。

本日は、お金のコラムをお届けします。

増加していく共働き世代に向けて、ネット銀行や大手銀行が「　ペアローン　」に力を入れ始めました。

今回はそちらについてお届けします。

■ 「ペアローン」需要の拡がり

共働き世帯が増加している昨今。

1人で住宅ローンを借り入れるのではなく、夫婦で借りる「　ペアローン　」という選択肢が増えてきています。

「　ペアローン　」とは、ご夫婦それぞれが契約者となってローンを借り入れすること。

例えば、

夫 ： 2000万円

妻 ： 1000万円

といった借り入れができるので、選択できる住宅の幅が増え、近年需要が増えています。

三井住友トラストの調査（※）によれば、20代・30代のペアローン利用者は 約 2 割いるそうです。

若い世代を中心に需要が拡大しており、銀行各社はこのマーケットに着目。

2024年は数社が 新たな「　ペアローン　」を打ち出してきており、今後は競争が激しくなっていきそうです。

※三井住友信託銀行／三井住友トラスト・資産のミライ研究所https://mirai.smtb.jp/category/column/1712

■ 新しい団体信用生命保険

新しい「　ペアローン　」のポイントは「　団体信用生命保険（以下、団信）　」です。

団信とは、契約者に万が一のことがあった場合、残債がゼロになる保険のこと。

従来の「　ペアローン　」であれば、ご夫婦のどちらかに万一のことが起こった場合、団信により、契約者の残債がゼロに。

ただし、もう片方の契約者が組んだローンの残債は残るというのが一般的でした。

そこでPayPay銀行は、6月1日より「　ペアローン連生団信　」の取り扱いを開始します。

この「　ペアローン連生団信　」であれば、どちらかに万一のことがあった場合、

2人のローン借入残高がゼロに。

ご家族にはローン残債のない家を遺すことができるので、万一があった場合も安心です。

フラット35の「デュエット」ではこういったタイプの住宅ローンがありますが、

銀行では初の取り組みということです。

■ がん特約付き団信も

また、りそな銀行、埼玉りそな銀行では2024年10月1日より、新たな「　ペアローン　」の取り扱いを開始します。

それは「　がん特約付きペアローン型団体信用生命保険　」。

夫婦のどちらかが、所定のがんと診断された場合にも、両者のローン残高がゼロになるというものです。

病気になると治療費がかかる上に、働き方にも影響が出て、収入が下がるリスクがあります。

こうした場合に備えることができる、新しい「　ペアローン　」。

今後、この種類の住宅ローンが当たり前になる日も近いのかもしれません。

■ 各家庭で最適なローンが変わる

「　ペアローン　」は、住宅の選択が拡がることから、近年選択をする人が増えています。

また、都市部では不動産価格が上昇し続けており、銀行はここに着目し、市場開拓に力を入れています。

ただし、こういった手厚い保障があるということは、金利も上乗せ分があるということです。

お客様にとって、本当に「　ペアローン　」といった選択肢が良いのか？

答えは各家庭のライフプランや資産の状況、価値観によっても大きく変わってくることでしょう。

そして、多様性が求められている今。

各家庭に沿った住宅資金計画や、ライフプランニングが益々求められる時代になっていきそうです。

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（以上、セルコホーム店舗開発メールマガジンより抜粋）