【経営のコラム】社員の離職を防ぐには?経営者ができる対策
- 2024.11.14
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- ITツール, スキルアップ, パフォーマンス向上, ワークライフバランス, 人材不足, 人材確保, 人材育成, 業務の効率化, 生産性向上, 福利厚生, 適切な評価, 適応力の低下, 離職率
こんにちは、セルコホームBP(ビジネスパートナー)本部、店舗開発担当です。
本日は、経営に役立つコラムをお届けします。
少子高齢化によって労働力不足が問題とされている現在。
「 社員の離職率が高くて困っている…… 」と悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。
どの企業にとっても、離職率の改善は重要な課題といえるでしょう。
今回はそんな「 離職 」についてお届けしていきます。
■ 離職防止対策が重要視されている理由
現在の日本では、以下の理由から離職防止対策が重要視されています。
・ 日本の労働人口が減少し、人材確保が難しくなった
・ 転職のハードルが下がったことに伴い、人材の流出も増えた
・ 新規採用者の離職率が高い
厚生労働省の資料によれば、就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者が38.4%、新規大卒就職者は34.9%。(令和3年3月卒業者)
建設業の新卒就業者における3年以内の離職率も、産業全体の平均と同様、高い傾向にあります。
「 厳しい労働環境 」といったイメージがあり、採用自体が難しい建設業界では、採用後のサポートを強化することによって離職者を減らす必要があります。
■ 離職の原因
社員が離職する原因でよく挙げられるものを具体的にみていきましょう。
〈 労働条件が良くない 〉
働き方改革が進み、ワークライフバランスを重視する人が増えています。
長時間労働やサービス残業、有給休暇が取りにくいなど、他企業に比べて労働環境が劣っていれば、求心力が低下するおそれがあります。
〈 人間関係でストレスを感じている 〉
ハラスメントが離職の原因になるケースも少なくありません。
職場のハラスメント防止は事業者の義務であり、企業は対策を講じる必要があるでしょう。
〈 会社の将来に対する不安がある 〉
会社の業績が不安定で事業拡大や年収アップが望めない状況では、社員の不安が増大します。
業務内容と人材のミスマッチが発生しないよう注意が必要です。
■ 離職防止のためのアイディア
離職者を減らすためには、前もって対策を講じておく必要があります。
そこで、離職防止のためのアイディアをいくつかご紹介いたします。
・ 福利厚生の充実
「 スキルアップのための補助金制度の導入 」や「 有給休暇の取得奨励 」、「 各種手当の充実 」など、「 勤務先から大切にされている 」「 職場での自分の価値を感じられる 」と感じられれば、働く魅力を感じてもらえるでしょう。
・ 長時間労働の見直し
長時間労働は心身を消耗させます。
ChatGPT や Microsoft Teams をはじめとした業務効率化のためのITツールを用いて業務を効率化すること、無駄な会議や手続きを減らして生産性を高めることの検討も効果的でしょう。
・ 適切な評価制度の整備
社員は、程度の差こそあれ「 自分の夢を叶えるために自己成長したい 」という自己実現欲求を持っています。
重要なのは、「 社員が会社に貢献した内容やスキルアップを正当に評価すること 」。評価制度の見直しと運用を行う以外に、評価者への教育を行うことも非常に重要です。
■ 企業事例
採用、定着が困難とされる建設業界において、7年間で社員数が2倍近くの規模となった建設会社があります。
ベテラン社員は「 背中を見て学べ 」という育成を受けてきた世代。
新人社員へ的確な指示出しがしづらかったり、新人が質問をしにくかったりなどし、自信の喪失や孤独を感じて退職するケースが多くあったといいます。
そこで、会社にとって社員は「 手段 」ではなく「 目的そのもの 」であり、社員が活躍することに重きを置く経営へと舵をきります。
新入社員は1年間、寮にて共同生活を行うことに。
自信の喪失、不安や孤独の多い時期に同じ屋根の下で生活を共にすることで、コミュニケーションの強化につながりました。
さらには、社内の30以上の制度や仕組みを見直すことで、2020年から4年連続新卒社員の3年以内離職率ゼロを実現したといいます。
さて、今回の内容はいかがでしたでしょうか?
セルコホームも、人材不足といった業界全体の課題に備え、営業のみならず、設計、工務などそれぞれの分野に対しても業務支援を行っています。
この支援も、時代に合わせてどんどんブラッシュアップをしています。
こうした経営の話をきっかけに「売上を上げて、利益を残す仕組みを整えたい」「経営を最適化したい」「人手不足の解決法を知りたい」という企業が増えています。
少しでも気になる企業の方は、お気軽に資料請求をご依頼下さい。
こうした情報が、御社のビジネスのヒントに繋がれば幸いです。
(以上、セルコホーム店舗開発メールマガジンより抜粋)
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