【経営コラム】消費者が購入するまでの「3つの法則」とは?
- 2024.03.22
- フランチャイズ ブログ 住宅、建築業界 経営コラム
- AIDMAの法則, AISASの法則, DECAXの法則, SNS, 低コスト, 消費者, 消費行動, 購入, 購買意欲, 購買行動
こんにちは、セルコホームBP(ビジネスパートナー)本部、店舗開発担当です。
長らくお休みしていたブログですが、今後はいくつかのカテゴリーに分けて、
経営やお金の話、女性客の本音など役立つ情報を定期的にお伝えてしていきます。
本日は、経営に役立つコラムをお届けします。
マーケティング戦略で重要なのが、「顧客の消費行動」への理解です。
今回“3つの行動モデルについて”です。
■ AIDMAの法則
モノやサービスを買う時、人はどんな心理的プロセスを辿るのでしょうか?
これを理解すると企業の売上を効果的に伸ばすことができるため、マーケティングの分野では非常に大事な鍵となります。
まずは最も有名な法則、「AIDMA(アイドマ)の法則」をご紹介いたします。
「AIDMA」は以下の5単語の頭文字をとったもの。
モノやサービスを購入するまでに、「5段階の心理的プロセスを辿る」というものです。
1、Attention(注目・認知)
広告等で商品を認知する。
「あ、これ知っている!」「見たことある!」
2、Interest(興味・関心)
商品に興味を感じ、期待を抱きはじめる。
「面白そう!」「気になる!」
3、Desire(欲求)
商品を欲しいと感じはじめる。
「いいなあ」「欲しいかも!」
4、Memory(記憶)
商品を記憶し、購入を検討し始める。
「来月ボーナス入ったら買おうかな!」
5、Action(行動)
商品の購入。
「よし、買いに行こう!」
AIDMAの法則は、1920年代に提唱されました。
約100年経った今でも人間の心理は変わらないので、消費者心理を学ぶにはとても良い法則です。
ただ、当時は新聞やラジオ、雑誌が主な広告であったのに対し、インターネットが普及したことで、消費者の心理的プロセスが変わってきました。
そこで次なる「AISASの法則」が出てきたのです。
■ AISASの法則
では次に「AISAS(アイサス)の法則」をご紹介していきます。
IDMAの法則から大きく変わったのは「Search(検索)」と「Share(共有)」です。
これは1995年に電通が発表したもので、「インターネット」があることを前提に作られており、今でも十分に役立つ法則です。
1、Attention(注目・認知)
広告等で商品を認知する。
2、Interest(興味・関心)
商品に興味を感じ、期待を抱きはじめる。
3、Search(検索)
商品を検索し、リサーチする。
4、Action(行動)
商品の購入。
5、Share(共有)
クチコミや感情をSNSなどで発信する。
「営業さんがいい人だった!」
「こんな素敵な家になった!」
購入したお客様から効果的にクチコミをもらったり、SNSなどで写真や動画が拡散されるような仕組みを作ることで、集客や売上アップにつながります。
インターネットを活用したマーケティングでは、とても大事な法則ですね。
■ DECAXの法則
では最後に、2015年に電通が提唱した「DECAX(デキャックス)の法則」をご紹介いたします。
現代では、商品の「差」が出し辛くなっています。また、コンテンツや情報も溢れている時代です。
よって、重要なのは「消費者との関係性」。
企業と消費者との関係性を深めて、商品を販売していくというプロセスが「DECAX(デキャックス)の法則」です。
1、Discovery(発見)
コンテンツを発見する。
「このInstagram素敵!」
「この動画が面白い!」
2、Engage(関係)
情報を何度も確認して関係を深める。
「いつも素敵な情報だなあ」
「信頼できる内容だな」
3、Check(確認)
コンテンツの発信元である企業のサービスを確認する。
「どんな商品があるのだろう?」
「何をしている会社なのかな?」
4、Action(購買)
商品を購入。
「この商品を買うとこんな素敵な生活になる!」
5、eXperience(経験)
商品を体験し、共有する。
「キッチンにこだわってよかった!」
「この部分に後悔した」
「こんなアフターサービスがついていて嬉しい」
この法則は、コンテンツマーケティングに活用できます。
例えばですが、YoutubeやInstagramなどで、おうち選びや住宅ローンの情報、建築現場のリアルな発信をすることで、消費者との関係を深め、信頼を築いていくことができるのです。
■ 低コストで集客できる
さて、3つの消費者の購買モデルを見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
こうした法則たちをSNSやインターネットで活用すると、低コストでの集客が可能です。
なぜなら、インターネットメディアは無料で登録でき、無料で配信ができるからです。
また、コンテンツを配信していくことで、「いますぐ欲しい」というお客様以外とも繋がっていくことができ、数年後に購入に至るということもしばしばあります。
そして、企業にファンが増えると、クチコミ効果によって集客や売上アップに繋がっていくでしょう。
セルコホームもこうしたインターネットでの発信にはとても力を入れており、加盟店のバックアップ体制も整えております。
少しでも気になる方はお気軽に資料請求をご依頼下さい。
こうした情報が、御社のビジネスのヒントに繋がれば幸いです。
(以上、セルコホーム店舗開発メールマガジンより抜粋)
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