こんにちは、セルコホームBP（ビジネスパートナー）本部、店舗開発担当です。

本日は、経営に役立つコラムをお届けします。

1995年をピークに、日本の生産年齢人口（15～64歳）は減少を続けています。

少子高齢化が続く社会で、中小企業の人材確保は、今後ますます厳しくなりそうです。

そんな中、いま注目を集めているのが「 副業人材 」です。

今回はこの「 副業人材 」についてご紹介いたします。

■ 「副業人材」とは？

本業の勤務時間外を活用して、別の仕事で収入を得る「 副業 」。

その副業を希望している人のことを「 副業人材 」と呼びます。

会社員や個人事業主、フリーランスの副業はもちろん、子育て中の主婦がスキマ時間等に在宅ワークなどをする場合も、「 副業人材 」として考えられます。

団塊の世代が後期高齢者となってくるこれからの時代。

住宅業界のみならず、様々な業界において、人手不足はますます深刻化していきます。

特に住宅業界では大工さんの高齢化が進んでおり、このままだと危機的な人手不足を迎えることになります。職人の確保は住宅業界の将来における最重要課題といっても過言ではありません。

「副業人材」は、こうした課題に対応する重要な役割となるはずです。

■ 副業の現状

では企業において、副業の現状はどうなっているのでしょうか？

日本の人事部が2021年3月に調査した結果によると、

・　「 認めていない 」（48.4%）

・　「 制度を設けて認めている 」（27.3%）

・　「 制度は設けていないが制限もしていない 」（13.9%）

・　「 今後制度を設けて認める予定である 」（6.8%）

という結果に。

同社の2020年の調査と比べると、「認めていない」が10.6ポイント減で、「制度を設けて認めている」が4.6ポイント増えたとのこと。

全体としては、副業・兼業に前向きな企業が増加しているようです。

働く人にとって、収入を増やしつつ、スキルアップが図れるというメリットを持つ副業。

では、副業人材を活用する企業は、どのような工夫を取り入れてるのでしょうか。

■ 副業人材の活用事例

フルタイム勤務は難しい、それでも働きたいという主婦の方は多いもの。

こうした方々に働いてもらうために、

・　在宅勤務

・　子連れ出勤

・　時短勤務

などの方法で、積極的に主婦の副業人材を導入する企業も増えています。

コアタイムなしの「 フレックスタイム制 」を採用し、自由な場所・時間で働くことで、副業に取り組みやすい環境を整えている企業もあります。

また、工務店での事例をご紹介いたします。

SNSでのプロモーションを検討するものの、リソースが割けず、なかなか一歩が踏み出せない状況だったとある工務店。

そこで、SNS発信が得意な「 副業人材 」である主婦の方に業務を依頼したそうです。

フォロワー数1000名獲得を目標にスタートしたところ、1年もかからずに達成することができたとのことでした。

■ 副業を容認するメリット

副業解禁の流れは大手企業だけではありません。

中小企業でも社員の副業を容認する企業が増えてきています。

副業を容認する目的は大きく2つ。

・　柔軟な働き方を認めることで人材確保を図ること
・　副業を通じた人材のスキルアップ

東京都のとある会社では、従業員の自立を応援する理念から「 専業禁止 」として、副業を推奨しているそうです。

副業の時間を捻出するためには、「 本業の効率化 」が大事になります。

つまり、副業を推進すると、自然と本業の業務効率がアップし、時間外労働の削減にも繋がるというメリットもあるのです。

人手不足が深刻化するこれからの未来。

「 副業人材 」といった人手不足解決法は、どんどん認知度が高まっていきそうですね。

さて、こうした経営の話をきっかけに「 売上を上げて、利益を残す仕組みを整えたい 」「 経営を改善したい 」という企業が増えています。

セルコホームでも、「 副業人材 」は人手不足の解決法として、営業支援、設計支援、工務支援面などなど、いろいろな形で取り入れていきたいと考えています。

人材育成へのコストや時間の削減を可能とする、人手不足をカバーする準備対策も行っております。

加盟店からのご依頼には個別相談も承れますので、ぜひセルコホームまでお声がけください。

少しでも気になる方はお気軽に資料請求をご依頼下さい。

こうした情報が、御社のビジネスのヒントに繋がれば幸いです。

（以上、セルコホーム店舗開発メールマガジンより抜粋）