こんにちは、セルコホームBP（ビジネスパートナー）本部、店舗開発担当です。

本日は、経営に役立つコラムをお届けします。

企業にとって大切な経営資源である「　人材　」。

有益な人材を採用し、育てていくことが経営の肝とも言えます。

その上で大事なのが「　モチベーション　」。実はこれ、2種類あるというのはご存知でしょうか？

今回はその「　モチベーション　」についてお届けしていきます。

■ モチベーションとは？

みなさんは、どんな社員に対して「　モチベーションが高い　」と表現をするでしょうか？

・　やる気があり、積極的かつ主体的に行動し続けられる人

・　目標や目的に対して取り組む意欲が高く、達成するまでの行動をし続けられるような人

こんな社員に対し「　あの人は、モチベーションが高い　」と表現することが多いのではないでしょうか。

ではこの「モチベーション」とは一体何なのでしょうか。

モチベーション（motivation）とは、日本語に訳すと「　動機づけ　」となります。

この「　動機づけ　」は大きく分けて2種類あり、「　外発的動機づけ　」と「　内発的動機づけ　」というものに分けられるのです。

■ 外発的動機づけとは？

ではまず、「　外発的動機づけ　」について見ていきましょう。

「　外発的動機付け　」とは、外部からの報酬で生まれるモチベーションを指します。

＜　外発的動機付けの例　＞

・　報酬

・　評価

・　地位

・　名誉

・　罰則

「　成績優秀者にインセンティブを出す　」ことや「　降格などのペナルティを課す　」などといった、外部からの動機を与えることで、その本人がやる気を出すのがこの「　外発的動機付け　」。

とても分かりやすいモチベーションなので、短期間 での効果が期待できるでしょう。

ただし、「　報酬があがらないなら頑張らない　」といったことにも繋がりかねません。

そこで大事になるのが「　内発的動機付け　」です。

■ 「内発的動機付け」とは

「　内発的動機づけ　」とは、自分の内側から湧き上がるモチベーションのことです。

例えばこのようなシチュエーションで湧き上がります。

＜　内発的動機付けの例　＞

・　自分の能力を発揮できている

・　人やチームの役に立っている

・　成長を実感できている

・　問題がクリアできた

・　好奇心が満たされる

・　好き！楽しい！

この「　内発的動機づけ　」のモチベーションがある人材は、幸福感が高くなり、チームメンバーや同僚にも良い影響を与えていくでしょう。

また、「　外発的動機付け　」に比べると燃え尽き症候群にもなりにくく、長期的 な視点で効果が出ていくのです。

■ アンダーマイニング効果とは？

「　外発的動機づけ　」と「　内発的動機づけ　」。

人材育成ではこの両方のバランスが大事になりますが、ここで抑えておきたいのが

「　アンダーマイニング効果　」です。

これは、金銭や報酬などの 外発的インセンティブが、「　内発的動機付けを損なうことがある　」というものです。
例えば、そもそも達成感を得るために行っていた仕事だったのに、インセンティブを受けたことでそれが目的になってしまい、元々の「　達成感を得たい　」という 動機が薄れてしまうこと を指します。

この状態を改善するには「　エンハンシング効果（賞賛効果）　」という手法があります。

簡単にいうと、「　最初は外発的動機付けで賞賛されてやる気になるものの、そのうちに動機が内発的になる　」というもの。

具体的な手法としては、結果だけではなく、努力やプロセスを賞賛していくことで、相手の内発的動機（やる気）を引き出すことができるのです。

このように、内発的動機を引き出す経営を「　モチベーションマネジメント　」と言い、近年注目度が高まっています。

モチベーションマネジメントを行うと組織が活性化され、結果的に企業の成長につながっていくのです。

セルコホームも、加盟店のモチベーションが続くような仕組み作り、バックアップ体制を整えています。

加盟店からのご依頼には個別相談も承れますので、ぜひセルコホームまでお声がけください。

少しでも気になる方はお気軽に資料請求をご依頼下さい。

こうした情報が、御社のビジネスのヒントに繋がれば幸いです。

（以上、セルコホーム店舗開発メールマガジンより抜粋）